QNO.12四十九日（満中陰《まんちゅういん》）が三月（みつき）
にわたるといけない？
A 中陰は、死後四十九日間を言いますが、死亡日から七日目を初七日（しょなのか）
その後、七日ごとに二七日（ふたなのか）、三七日（みなのか）・・・・と続き、
最後の七七日（四十九日）を満中陰（中陰が満つる）としてお勤めします。この
「四十九日が三ヶ月にわたるといけない」という迷信があって、それを聞いた門徒
の方は、三ヶ月にわたらないように繰り上げて四十九日をすませる方がいます。
しかし月の後半に亡くなると必ず三ヶ月にわたってしまいます。どうして「四十九
日が三ヶ月にわたるといけない」かという迷信は、「四十九」（始終苦）が、「三
月」（身つき）、つまり「始終苦しみが身につく」からということで、単なる語呂
合わせなのです。何の根拠もありません。
必ず四十九日の日に法要しなければ絶対にだめとは言いません。しかしこのような
迷信・俗信によって惑わされて日を変更することのないように致しましょう。
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